「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2017年6月17日 号(№348)

2017年6月17日 号(№348) kagenn

2017年 水無月みなづき 平成29年、昭和92年、大正106年、明治150年

画像の説明画像の説明

異人井戸の小屋屋根は笹葺き

画像の説明

新潟県黒川油田
「竪穴井戸の小屋は、丸太組に笹で屋根を葺き、屋根と地面の間から明かりをとっていた」との記録がある(が、この模型そのものは笹葺きではない)。>>つづきを読む

2017 JWHA イベントプログラム 

画像の説明

5月31日(水)~6月2日(金) 日本防水の歴史研究会ブース 
屋根・防水・雨仕舞 屋根屋の知恵と技のルーフネット
第22回R&R建築再生展 東京ビッグサイト
西1 ホール「JWHA日本建築の歴史研究会」ブースにて
>>つづきを読む

JWHA 日本防水の歴史研究会 のミニゼミ・公開インタビュー

画像の説明

2017年5月31日~6月2日 10:00~16:00
触ってみよう、聴いてみよう、編んでみよう、尋ねてみよう
東京ビッグサイト 西1「R&R建築再生展」JWHA日本防水の歴史研究会ブースで。
>>つづきを読む

これからの民家園を考える

画像の説明

日本茅葺き文化協会
第8回茅葺フォーラム岩手県北上大会
>>つづきを読む

絵日記

画像の説明画像の説明

新着ニュース

2017/06/12 「茅」ってなんだ?苫を編み苫を葺くnew
2017/06/11 かしの式new
2017/06/10 第5回 全国防水工事業協会通常総会new
2017/06/10 第5回 関東・甲信支部総会new
2017/06/07 第34回 NUK定時総会new
2017/06/07 リベットルーフ防水協組 平成28年度 通常総会new
2017/06/07 関西は本日梅雨入りnew
2017/06/05 GINZA square
2017/06/02 JWHA日本防水の歴史研究会ブースの展示
2017/06/02 140個のメタルカプセルが2本のシャフトにしがみつく。
2017/05/31 2017 JWHA イベントプログラム
2017/05/29 異人井戸の小屋屋根は笹葺き
2017/05/28 JWHA 日本防水の歴史研究会 のミニゼミ・公開インタビュー
2017/05/28 これからの民家園を考える
2017/05/28 京都文化博物館
2017/05/27 窓のリフォームに見るトライボロジー
2017/05/26 リ協が25回通常総会と報告会
2017/05/26 茅葺き技術講習と道具展
2017/05/25 いつ どこで 誰が
2017/05/22 「黒川紀章と水コンペ」こぼれ話
2017/05/22 明治の近代化を支えた巨大土木事業
2017/05/20 仮設屋根 苫が鎮める 雨の音
2017/05/20 on the roof
2017/05/19 ルーファーのための音楽会 2017.6.1(木)
2017/05/18 天然アスファルトの防水への利用
2017/05/18 屋上神社の屋根
2017/05/17 鶴川絵日記 稲わら
2017/05/16 中銀カプセルタワービルの事例で見る名建築を再生する5つの方法
2017/05/15 「草の循環」、「苫の思想」。茅葺きに学ぶ建築再生
2017/05/14 保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 7
2017/05/14 2017年5月14日
2017/05/11 バベルの塔 の音楽
2017/05/10 特化則対応ウレタンと膜厚で講習会
2017/05/08 屋根を遊ぶ! miniコンサート、ゼミのお知らせ
2017/05/07 南極建築は日本初のプレハブ建築
2017/05/04 第54回通常総会を開催 日シ工
2017/05/03 建物の免振 ~ すべり支承の技術
2017/05/03 第8回 茅葺きフォーラム 岩手県北上大会
2017/05/02 雑草ブーケ
2017/05/01 7月下旬の暑さ
2017/04/30 ブリューゲル「バベルの塔」展 東京都美術館
2017/04/29 「施工と管理」銅屋根クロニクル-43-
2017/04/29 銅板屋根の反対側
2017/04/28 2017年第1四半期のウレタン建材出荷量
2017/04/27 アースデイに日本熊森協会出展
2017/04/23 第22回R&R建築再生展
2017/04/20 平成28年度住宅市場動向
2017/04/19 虎ノ門金刀比羅宮
2017/04/17 屋上花見
2017/04/17 特化則対応ウレタン防水講習会 全国7地区で開催
2017/04/16 平成29年度 住宅ストック維持・向上促進事業の提案募集
2017/04/15 保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 6
2017/04/12 桜に紛れて芽吹く柿
2017/04/11 雨のちパークペインティング
2017/04/10 ただいま城主は3000人
2017/04/08 「南極建築 1957-2016」
2017/04/07 第13回韓国日本建築材料施工Joint Symposium
2017/04/06 京都三年坂美術館へ「燃土燃水献上図」花器を見に行こう
2017/04/05 第15回施工例写真コンテスト
2017/04/05 原種チューリップ
2017/04/04 東京屋上低速鉄道②
2017/04/04 「奥のみず道」第13回は「ルーファーのための能・絃上」

 :
以前の更新情報はこちらをクリック!


140個のメタルカプセルが2本のシャフトにしがみつく。

中銀(なかぎん)カプセルタワービル(東京)の今
保存PTJの前田氏が6月1日(木)講演

448口絵

日本金属屋根協会が毎月発行する機関誌「施工と管理」に、黒川紀章の初期の代表作で、当時世界的に話題になった「メタボリズム建築運動」の世界初の実用住宅・中銀カプセルタワービルの現状を伝える原稿を書かせていただきました。

画像の説明
施工と管理第348号(2017年5月号)「今月の話題」より。

※ ※ ※

このテーマは、2017年6月1日(木)13:55~14:40、東京ビッグサイト西1ホールで開催される「2017年 第22回 R&R 建築再生展」の特別セミナーの2日目のメニューである。セミナーの受講予約は不要で無料。(入館は招待状またはhttp://rrshow.jp/事前登録)

中銀カプセルタワービルは昭和47年(1972年)竣工。黒川紀章の初期の代表作で、当時世界的に話題になった「メタボリズム建築運動」の世界初の実用建築、という点で建築関係者には有名であり、そのユニークな形状で若者を引き付けてやみません。また「外国人観光客が見たい日本の現代建築」ナンバーワンでもあります。

しかし「建築再生展」の主催者が注目したのは、このことに加えて、今カプセルタワービルの中で起こっていること、のようです。雨漏りがして、給湯もできないビルにどうしてそこまで、住みたがるのか。不可能と言われた修繕やメンテナンスを、何とか実現しようとするエネルギーはどこから生まれるのか。

黒川紀章は「メタボリズム」の中に「セルフエイド」という概念を忍ばせ(組み込み)ました。そして「我々が追球したいのは、住民の参加、住民のセルフエイドシステム を刺激する原理として成長し、変化する建築である」と 言いました。この言葉は「住み手がその建築に住むことによって、自らの住まい方を自問自答し、延いては改修のあり方まで真剣に考えてしまう 建築」と読み替えていいのだと思います。

「住まいとは何か、家とは何か、住み続けることの難しさ、建築部材や構成要素は単に長持ちすればよいのか、循環あるいは容易に交換できることの方が良いのか」。我々は通常のマンションでは起こりえない、様々なトラブルと向き合う中で、知恵を絞り、苦労を楽しみ、仲間の住人と緩く、時に深く関わり助け合っています。(黒川紀章の予見を超えた新しいコミュニティーの胎動を、ここに見る人がいるのかもしれません。)

当日は、住民にしか見えない視点、カプセルファンの飲み会の中で熟成された、カプセル生活の楽しみ方・保存活動の面白さをお話します。セミナー講演の後は、カプセル保存再生プロジェクトのブースで質問にもお答えします。

なお中銀カプセルタワービル保存再生プロジェクトのブースは、銀座たてもの実行委員会、日本茅葺き文化研究会(草屋根による循環・再生の思想、苫葺き・苫編み実演)、中世古楽アンサンブル(バベルの塔時代の音楽演奏)、日本防水の歴史研究会(聖書や日本書紀に書かれた防水の歴史)、ビッグイシュー、日本熊森協会との協力ブースです。(中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト、銀座たてもの展実行委員会)

140個のメタルカプセルが2本のシャフトにしがみつ

中銀カプセルタワービル(東京)の今

施工と管理第348号(2017年5月号)「今月の話題」
(画像をクリックすると拡大します。)

15メタルカプセル (1)

15メタルカプセル (2)

15メタルカプセル (3)

15メタルカプセル (4)

2017/06/02(金) 00:36:57|歴史的建物を守る|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

  • 主な収録項目

特集ページ


本サイトの内容の無断転載、および無断利用を禁じます。

powered by Quick Homepage Maker 4.8
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional