「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2013年8月14日 号(№158)

2013年8月14日 号(№158) 画像の説明

2013年 葉月はづき 平成25年、昭和88年、大正102年、明治146年

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日本建築学会大会・北海道

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8月30日の防水研究発表は73件で過去最多。
材料施工分野700件中の1割が防水。
8月30、31日、9月1日の3日間、札幌市の北海道大学で建築学会大会が開催される。>>つづきを読む

国交省が遠隔ひび割れ検出方法を公募

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ひび割れ検出法を公募
国土交通省社会資本老朽化対策推進室は平成25年7月31日、老朽化対策に資する点検・診断技術として、~コンクリートのひび割れについて遠方から検出が可能な技術~を公募することを発表した。
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絵日記

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防水博士の博士論文 その⑨

防水の博士たち⑩
仕入豊和博士の学位論文

仕入 表紙

「防水」の研究者ではないが、コンクリート研究者の立場からコンクリートの水密性を総合的に研究し、まとめた論文である。

仕入豊和博士の学位論文

仕入豊和
タイトル「防水に関連するコンクリートの諸性質とその仕様に関する研究」
授与大学:東京工業大学
授与年月日:昭和37年3月31日。工学博士

序論から、この論文の目的を抜粋する。

(図をクリックすると拡大します)

序論1

コンクリート造の防水、とくに陸屋根の防水は古くから重要な問題とされていたが、確たる対策の見出されないまま今日に至っている。コンクリートの防水を達する方法には大別して
(1) アスファルト防水層による工法
(2) 防水剤入りモルタル、あるいは防水塗料による工法
(3) モルタル、コンクリート自体を防水仕上げとする防水コンクリート工法
とがある。 
このうち防水コンクリート工法は、近年主として経済的理由から、極めて多く用いられるようになった工法である。

各工法には夫々防水性能に特質があるが、いずれも完全な防水効果を期待することは今日のところ難しい。特に防水コンクリート工法の場合、当初その結果は頗るかんばしくなく、成功しているものはむしろ、極めて少ないのが現状であった。…

序論2 

コンクリートの防水性は欠かせない、それを防水材に頼らずコンクリート側から何とかできないか、という当時の風潮が表れている。

本研究を要するに、常用されるコンクリートの防水では、空隙及びキレツを少なくすることが原則であるが、とくに、空隙及びキレツを微細のものに分散させることが肝要であることを示し、これが防水を考慮する場合のコンクリート仕様の基本的適用事項であることを明らかにしたものである。

実験の様子。

写真ダンパー

昭和36年3月、日本建築学会で決められたJASS82「防水コンクリート工事」標準仕様書は主として本研究結果をもととして筆者の立案したものについて審議決定を見たものである。

序論の最後はこうだ。

本研究は直接にはコンクリートの防水を目的にしたものであるが、この成果はまたコンクリート造建物の耐久性の問題にも資するものであろう。すなわち、空隙の多いものまたはキレツのある部分では、コンクリートの中性化が著しく早く、ために鉄筋の錆の発生促し、鉄筋コンクリートの耐久性が著しく乏しくなる。

昭和36年当時、コンクリートの研究者は、水を躯体に入れないようにすることが重要、

鉄筋コンクリートを水密防水にすることは、鉄筋コンクリートの耐久性を大ならしめるための効果があることは自明である

という認識を持っていたわけだ。

内容

謝辞
本研究を着手した昭和27年以来、今日まで終始御指導御援助を賜りました明治大学教授(元東京工業大学教授)工学博士狩野春一先生に厚く御礼申し上げます。 また、東京工業大学教授工学博士原田有ならびに東京工業大学教授工学博士加藤六実両先生多大の御教示をいただきました。…

謝辞

2013/08/06(火) 10:32:39|ARCHIVES|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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