「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2013年6月9日 号(№149)

2013年6月9日 号(№149) 新月

2013年 水無月みなづき 平成25年、昭和88年、大正102年、明治146年

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日本アス防水組合が総会と創立50周年記念式典

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日本アスファルト防水工業協同組合(片山英男理事長)は5月28日、東京墨田区の東武ホテルレバント東京で、平成24年度通常総会と、創立50周年記念式典を開催した。>>つづきを読む

リニューアル技術開発協会21回通常総会

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NPO法人リニューアル技術開発協会21回通常総会・報告会
人材育成に一層注力
リニューアル技術開発協会は5月27日、東京都江東区・の古石場文化センターで、第21回通常総会と報告会を開催した。
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KRK第44回定時総会

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塩ビ好調で生産量2000万㎡に迫る
KRK通常総会
シート防水メーカー団体である合成高分子ルーフィング工業会(略称KRK)が5月24日、東京・四谷のスクワール麹町で第44回定時総会を開催、設計折込活動の充実、JWMAや建築学会活動への協力などからなる新年度事業計画を決定した。>>つづきを読む

タイルフィックス工業会第4期総会

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タイルフィックス工業会平成25年度総会
外壁タイル剥落防止システム「タイルフィックス工法」の施工団体であるタイルフィックス工業会(中坂勇二会長)は5月24日、東京・九段下のホテルグランドパレスで平成25年度総会を開催。>>つづきを読む

絵日記

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防水博士の博士論文 その③

防水の博士たち④

シリーズ「防水の博士たち」はルーフネットで見ることができます、第1回目は波多野一郎先生の博士論文を紹介しました。2回目は小池迪夫先生です。

(画像はクリックすると拡大します。)

初期の博士論文

アスファルト防水に関する初期の博士論文。左から波多野一郎氏、田島栄一氏、小池迪夫氏。

小池迪夫 東京工業大学名誉教授の博士論文

タイトル:露出型アスファルト屋根防水層に関する基礎的研究
学位の種類:工学博士
授与大学:東京大学
授与年月日:昭和38年3月18日

この論文は「露出型アスファルト屋根防水層に関する基礎的研究」と題する論文であり、3編13章よりなる。

露出型アスファルト防水層というのは、従来簡易アスファルト防水層と通称されている、防水押えがなく原則としてその上を歩行しない防水層のことをいう。歩行を目的としない屋根にあっては、防水押えは必ずしも必要とせず、露出型と簡易とを同義に用いるのは当を得ない。この論文において露出型という言葉を用いたのは以上の理由による。なお英語ではself-finished roofs または self-finished felt roofings と称している。(論文概要より)

論文の目次

(画像はクリックすると拡大します。)

小池迪夫目次

目次2小池

序論の第2章で、既往の研究成果に触れている。ここでは

アスファルト防水層に関する既往の研究成果は、比較的少ない。個々の材料、特にアスファルトにつては広範囲な研究が行なわれているけれども、その多くは応用科学的な立場から行われたものであって、屋根防水層の設計に直接役に立つ成果は少なくない。

既往の研究成果を次のごとく分類して、述べる。
A.防水工法全般
B.アスファルトについて
C.アスファルトルーフィング類について
D.防水層の被害調査
E.その他

として、Aには8件、Bは21件、Cは15件、Dは6件、Eは3件の内外の文献が紹介されている。

このうち「A.防水工法全般」の一部を紹介する。

(画像はクリックすると拡大します。)

小池参考文献DSC04608

論文が書かれたのは昭和37年、当時の様子が次のように記されている。

建築物の機能上、非常に重要でありながら、我が国においては防水工法に関する指導書・概説書が意外に少ない。この分野においては、材料業者・施工業者の刊行物①②が、建築界の指導的役割を果たしているのが、大きな特徴といえる。これらの刊行物は、アスファルトの研究者、市川良正博士の指導によるものであるが、メーカー側の立場から書かれたもので、建築技術的な研究の遅れを物語っている。

英国においては、かなり充実した指導書③④が発刊されており、また防水に関する著書もある⑤⑥⑦。しかし指導書の基礎となる研究資料(英国建築研究所における)が門外不出なのは残念である。

オーストラリアにおいては、Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization よりこの種の指導書が発刊されている⑧。

2013/05/28(火) 08:32:18|ARCHIVES|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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