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2016年11月29日 号(№321)

2016年11月29日 号(№321) 新月

2016年 霜月しもつき 平成28年、昭和91年、大正105年、明治149年

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2017年度、大規模修繕の在り方WGなど

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防水工事小委員会に大規模修繕など2つのWG設置
2017年度の日本建築学会防水工事運営委員会の活動計画として、「大規模修繕の在り方WG」と「ポリマーセメント系塗膜防水工事標準化検討WG」の2WGが新設される。>>つづきを読む

PEX 東京都中央会 平成28年度技術・技能継承事業

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東シ協技術委員会が研修会
東日本シーリング工事業協同組合と東京都中小企業中央会は11月10日、東京・市谷のアルカディア市ヶ谷で、技術講習会を開催した。>>つづきを読む

国交省 建築物リフォーム・リニューアル調査

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平成27年度下半期受注分
下半期受注は約6兆円。うち住宅は2兆。
国土交通省は、リフォーム・リニューアルの市場規模の把握と、建築物ストックの有効活用を促進するための基礎資料として、平成20年度上半期受注分から、建築物リフォーム・リニューアル調査を実施している。>>つづきを読む

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保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル 2

そもそも中銀カプセルタワービルってどんな建物?

カプセル2DSC00618

建築としての中銀カプセルタワービルの価値、という視点なら日本建築学会や日本建築家協会、docomomo Japan などの保存要望書に簡潔に述べられている。建築学会とJIA・日本建築家協会の要望書から、ハード部分に関する記述を要約してみよう。

「これまでの現場で鉄骨をくみ上げ、あるいはコンクリートを打設して建築を作り上げる方法から変わり、量産可能なユニットを一つの個室カプセルとして工場で製作した。エレベーターや階段などを含む、コアとなる鉄筋鉄骨コンクリート造の二本のインフラストラクチュアーとしての塔にボルトで取り付けるという画期的な工法がとられた、又個室カプセルの配管は二本のコア外部に露出設置された設備配管と接合されるようになっており、設計者によると、もし同様のコアが他の都市に作られた場合、カプセルごと移動し、付け替えられることが想定してあった」

具体的に,どんな構造なのか。この号ではカプセルを愛してやまない中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト代表の前田達之さんに説明していただき、黒川紀章著作集第1巻、第17巻主要作品図録および竣工直後の新建築の記事、日高仁氏のUIA2011Circular「中銀カプセルタワー」で確認しながら紹介した。

前田達之さんは、2010年に最初のカプセルを取得以来、2011年から中銀カプセルタワービル管理組合法人で監事を務め、ビルの保存・再生を実現するために管理組合、管理会社、オーナーと交渉を続けている。2014年に中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトを立ち上げ、現在13カプセルのオーナーでもある。

給排水、給湯、冷却水往復、ドレンがコアシャフト内の竪管に繋がる。この配管やカプセルのジョイント、また少し引いてカプセル全体を見るとカプセル1個1個が大きな細胞核を持つ細胞に見えてきて、人体模型を見ているような不思議な気持になってくる。この細胞の1一つ一つが取り換えられ、あるいは修理されて新陳代謝(メタボリズム)されていく姿が、容易に想像できる。黒川先生の難しい建築思想とは無関係にカプセルを見ているだけでメタボリズムを実感できるというものだ。

月刊「リフォーム」2016年10月号から、保存か建て替えか、で紛糾する世界的に著名な中銀カプセルタワービルの連載が始まった。本コーナーでは、その記事を順次転載させていただく。

保存か建て替えか 中銀カプセルタワービル ②

そもそも中銀カプセルタワービルってどんな建物?

(株)テツアドー出版 月刊「リフォーム」2016年11月号より
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黒川紀章は25年で、カプセルの取り換えを想定していたが、すでにその期間を更に20年を越えている。「保存か建て替えか」のポイントは、耐震性、コアとカプセルの隙間から浸入した雨によるカプセルを固定するジョイントの腐食、カプセル本体の漏水とアスベスト飛散、配管の交換、などである。手をこまねいていれば劣化は進む。今建築家のみならず、「カプセルを残したい」という建築にかかわりのいない個人の想いの連鎖が保存運動を急加速している。建築と住み手がどう付き合ってゆくか、又とないケーススタディが世界中のまなざしの中で進んでいる。

2016/11/16(水) 23:04:03|歴史的建物を守る|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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