「今の防水業界がこれでいいのか」「いい仕事をすること、社会的貢献をすることと、防水工事で利益をあげることは両立すべきだ」と考えるあなたに!

2017年4月19日 号(№340)

2017年4月19日 号(№340) kagenn

2017年 卯月うづき 平成29年、昭和92年、大正106年、明治150年

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京都三年坂美術館へ「燃土燃水献上図」花器を見に行こう

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世界を驚かせた明治の超絶技巧 花器に彫られたのは「燃土燃水献上図」
日本書紀の天智7年(668年)に、越の国(今の新潟県)から燃える土(瀝青)と燃える水(原油)が献上された、と記載されている。明治・大正期の歴史画家小堀鞆音(ともと)は、日本石油から同社創立30周年事業の一環として依頼され、これをモチーフとした画を残している。塚田秀鏡の最晩年のこの作品は小堀の画を極めて忠実に写している。>>つづきを読む

第15回施工例写真コンテスト

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新築部門最優秀賞は岡山のグループホーム
日本金属サイディング工業会が入選作品発表会
日本金属サイディング工業会は平成29年4月5日、東京・茅場町の鉄鋼会館で、第15回金属サイディング施工例写真コンテスト入選作品発表会を開催した。>>つづきを読む

絵日記

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「奥のみず道」第13回は「ルーファーのための能・絃上」

雨漏りしていないのに、なぜ屋根に苫(とま)を葺くの?
苫(とま)と筵(むしろ) 草の元末を揃えて編んだものが苫

中野苫 (1)
苫。写真提供・中野誠氏(美山茅葺株式会社代表)

苫(とま)をネットで語彙検索すると「菅 (すげ) や茅 (かや) などを粗く編んだむしろ。和船や家屋を覆って雨露をしのぐのに用いる」、さらに「苫葺き」は、「苫で屋根を葺 (ふ) くこと。また、その屋根」と、要領を得ません。ならばと広辞苑を引くと、「菅 (すげ) や茅 (かや) を菰(こも)のように編み、和船の上部や小家屋を覆うのに用いるもの」。

そこで茅葺職人に尋ねてみました。

塩澤苫
写真提供:塩澤実氏(茅葺屋代表)

中野誠さんのところで修業した神戸の茅葺職人の塩沢さんです。

「苫」とはワラやスゲなどの草を、元末を揃えて編んだものです。元の方を棟側にして、軒から棟へと重ねながら屋根の上に広げると、逆葺きの茅葺き屋根ができあがります。ちなみに元末を交互に草を編んだものは「筵(むしろ)」や「簾(す)」。とのこと。

さらに「あらかじめ編んでおいたものを巻いて束ねておけば、これをさっと広げて仮止めするだけで雨露が凌げる優れものです。耐久性はありませんが、手軽に雨養生するにはうってつけな葺き方です。」とも。さすがルーファーです。

「&SEALANT」は、わが国のシーリング材メーカーが加盟し,賛助会員として原材料メーカー、販売店が加入する全国に7支部を有する全国的組織である日本シーリング材工業会が年4回発行している機関誌です。機関誌「& SEALANT」の2013年12月10日発行№83から奥のみず道「ぶらモリタ」シリーズが始まりました。

狙いは、屋根と雨仕舞のウェブマガジン「ルーフネット」編集長が全国をブラブラしながら、古の人達が防水や雨仕舞にどう取り組んできたか、または歴史的建築における防水という視点で、防水やシールのルーツを探ったりヒントや知恵を見つけたりといった内容です。シリーズタイトルの「ぶらモリタ」は日シ工飯島義仁広報委員長、「奥のみず道」は&SEALANT製作担当の阿部栄治氏がつけてくれました。

バックナンバーはこちらでご覧ください。>>「奥のみず道」

奥のみず道"ぶらモリタ"第13回

「&SEALANT」の2017年3月10日発行№96
(画像をクリックすると拡大します?)

みず道13 (1)

みず道13 (2)

2017/04/04(火) 22:26:02|「奥のみず道」|


「BOUSUIデジタルアーカイブ」防水歴史図書館

我が国の防水の歴史を考察する上でどうしても欠かすことのできない文献が何冊かあります。
防水歴史図書館(BOUSUIデジタルアーカイブ)では、そんな文献を1冊ずつ選び、本が書かれた当時の様子、おもな内容、その本のどこが「すごい」のか、現在生きる人たちにとって、どんな価値があるのか、それぞれの資料を担当するキュレーターが、時には執筆関係者への取材を交えて、分かりやすく解説します。

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